M-1グランプリから学ぶ、「オチ」とは?? 2:意味を取り違う「勘違い」
こんにちは。株式会社グローバルプランニングの井川です。
先日に続き、今回のテーマは、意味を取り違う「勘違い」について
書きたいと思います。
アンジャッシュさんやサンドウィッチマンさんはよくこの勘違いのコントや漫才をするイメージが私の中で強いのですが、どちらもネタの最後に「勘違い」が起こり、聞き手
に話全体の面白さを気づかせているように感じます。
「勘違いのオチ」では、
オチにいく前までの話は、「勘違い」を起こしている話なので
その「勘違い」で進むことで聞き手にもその「勘違い」が事実だと思わせることができるということです。
でも、それは勘違いで実は別の事実があり、それが最後にわかったとき裏切られたような、騙されたような思いが起こり「笑い」や「驚き」、「感動」を与えるということらしいです。
ここでの注意ポイントは、
①ちゃんとした「勘違い」が起こっているか?
話がギャップを生まないような「勘違い」やギャップの落差が小さい「勘違い」だと
聞き手は驚きも生じないので注意が必要です。
②「勘違い」したまま話は進んでいるか?
「勘違い」が聞き手に最後までバレてはいけませんので、あくまでも主人公の話が
事実であるかのように話を進めていくのがコツだそうです。
③「別の事実」の正体が明確になっているか?
話している主人公が勘違いをしていたということを最後のオチでしっかりと聞き手に伝わっていることがコツです。
「Aだと思っていいたら実はBだった」という形で成立していることが重要なので
「実はBだった」の部分がわかりにくいと聞き手は話を理解できないので注意が必要です。
ということで「勘違い」に気づかせることや「別の事実」が話にオチや驚きを与えるということなので私も意識しながら話すように心がけたいと思います。
次回は、「3:ツコッコミの方のユーモアのある言葉遊び」について
書きたいと思います。