韓国のことば・ヌンチ
こんにちは。
株式会社グローバルプランニングの井川です。
今回は絵本ですが『翻訳できない世界の言葉』についてご紹介させていただきます。
この絵本には世界各国の様々な言葉がイラストと共に紹介されています。
その言葉たちは、意味を持っているけれど、なかなか言葉では伝えきることのできないものたちです。
自分の感情や行動をなかなか言葉では表せない時にこの本に出てくる言葉がぴったりなことがあるかもしれません。
今回はこの中で1つ韓国の言葉【NUNCHI(ヌンチ)】について紹介させていただきます。
ヌンチとは
他人の気持ちをひそかにくみとること、細やかな心遣い
誰かの表情を見て、心配なんか、怒りなのか、やさしさなのか、それとも悲しみなのか、はっきりと知るのは難しいこと
でも時間を重ねるにつれて、その違いがわかるようになる
韓国では気配り、心配りを日本より大事にする文化があります。
そのためこの言葉が生まれたのでしょう。
直接あなたの気持ちがわかります、と言葉で表現するということは
相手にとってなにか不快な気分になったり、簡単にわかってもらっても、と感じる時があると思います。
このような時にはこの韓国語のヌンチを使うとわかりやすいでしょう。
相手の気持ちを理解していて、気持ちがわかるというときに純韓国語のこの単語を使うことができます。
文化、言葉が異なっていても、
相手を思って気遣うというところは、韓国も日本も変わりがないと思います。
そんなことがこの言葉からも伺えました。
この本は、多くの国の言葉に触れて、日本にはない表現や文化を感じたい方におすすめの本です。
(引用元:『翻訳できない世界の言葉』著:エラ・フランシス・サンダース)